現在の住まいに引っ越してきてから約8ヶ月ほどが経ったのですが、未だに解決していなかったのが「PCデスクのスピーカー直置き問題」です。
なぜ直置きがNGなのかは後述するとして、私は一応DTMで音楽を作ったりしているので、この状態のままというのはあまりよろしくなかったりします。
そこで今回購入したのが「Stageek アルミデスクトップスピーカースタンド」です。
何故スピーカースタンドが必要なのか
スピーカーからの音は、高域がまっすぐ直線に出力され、中域・低域は上下に拡散されるので、バランス良く音を聴ける理想的なリスニングポイントとして「耳に対してスピーカーを同じ高さに置くこと」が重要です。
デスクに直置きの場合だと、スピーカーの大きさにもよりますが、DTMに使われるようなものであれば大体10~15センチほど耳よりも低い位置となります。
その状態で音を出すと、高域は耳の下を通過するのでしっかり聴き取れず、中域と低域に関しては上から出てくるものと下から出たものがデスクに反射して重なることによって「高域が鈍いモコモコした音」になってしまいます。
なのでスタンドでスピーカーの高さを底上げして正しいリスニングポイントに修正する必要があるという事ですね。
「Stageek アルミデスクトップスピーカースタンド」詳細
ここでは1台のみで紹介していますが、パッケージにはちゃんと2個入っているのでご安心を。
ボディはアルミニウム製で非常に頑丈な作りとなっています。
サイズは幅13センチ、奥行きはスピーカーを置く上部は16センチ、台座となる下部は19センチとなっています。
本体の重量は465gで、耐荷重は7kgです。
上向きに5°の角度がつけられています。
高さは先端部で12センチ、末端部で10.5センチとなっています。
台座の末端には中央から幅3.8センチ、高さ2センチほどのストッパーが付いています。
私のスピーカーは大丈夫だったのですが、この部分にコードや端子などが干渉する場合は購入を控えた方が良いと思います。
裏面には防振用のパッドが貼られています。
また予備のパッドも付属しているので、劣化した際に貼り替えが可能です。
セッティング完了
セッティングとは言っても、スピーカーを片手で持ち上げてスタンドを置くだけなので1分もかからず完了です。
あと、更にリスニングポイントを向上させるために、スピーカーを内側に向けています。
すっきりシンプルなデザインなので、デスク上を圧迫しないのも素晴らしいですね。
横から見るとこんな感じ。
スピーカーの下がまるまる空いて、モノを置くスペースも出来ましたが、個人的にデスクにあまりモノを置くのは好きじゃないので私はこのままにしておきます。
効果はあるのか
高域はしっかりとヌケるようになり、中域・低域ともにバランス良く、低域に関してはグッと締まり、デスクに直置きだった頃と比べると雲泥の差があります。
また、スピーカーの角度も調節したので以前よりもボリュームを落としてもしっかり聴き取れるようになりました。
結果として耳の疲れない良好なリスニング環境になったと思います。
良い点
- シンプルで省スペースなデザイン
- スピーカー下部にスペースが出来る
- 5°の角度が付けられていることにより、更にリスニングポイントを正確にとらえる事が可能
気になる点
- スピーカーの機種によっては背面のストッパーと干渉してセッティング出来ない場合がある
- アクティブスピーカーなどの左右重さが違う機種の場合、重い方が沈み込んで左右の高さが揃わない可能性がある
終わりに
スタンドを設置するまではヘッドホンでDTMをやっていたのですが、一度突発性難聴になった事があるので、耳へのストレスが掛かりやすいヘッドホン作業の割合は可能な限り減らしたいのが本音です。
今後はスピーカーメインの作業に戻れそうなので一安心。
価格が5,000円台なのでちょっとしたPCスピーカーなら買えそうな金額ですが、スピーカーを新調するよりもリスニング環境を改善させた方が音の悩みが解消される場合もあります。
まずは手持ちのスピーカーを耳の高さと合わせて聴いてみて、スピーカー自体に問題がなければスタンドを、そうじゃなければスピーカーとスタンドを購入するのが良いと思います。
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