くらげバンチ内で連載中のウェブ漫画です。
原因は不明ですが、世界が滅び、文明も失ってしまった中で二人の少女のやりとりが楽しくもあり、どこか儚くもある作品です。
文明が滅んでしまっているということは、「新しく何かを生み出すことが不可能」なので、現時点において「残っているものを消費しながら生きていく」ということになります。
食糧事情も難しいようで、数少ない食料を大事に食べているようです。
兵器は配り歩けるくらいにあり余っているのに、食料はなかなか手に入らない状態であることから、文明があった頃は大規模な戦争でもあったのかなと思わせられます。
まあ、文明も人類も失った世界で武器なんてほとんど役に立ちませんよね。
見たところ、動物もいないので狩りも出来ない状態でしょうし、明日をも知れぬと言った感じでしょうか。
そんな絶望的な日常の中でも二人はわりと明るくたくましく生きています。
彼女たちの何気ない一言がときどき悟りの境地とでも言いましょうか…この世界だからこその核心をついた言葉がとても心に響きます。
斬新な内容では無いのですが、一度読めばきっと心に残る作品になると思います。
ぜひ一度読んでみてください。