世界には様々な楽器がありますが、比較的手を出しやすいのは「ピアノ」や「ギター」だと思います。
理由としては「価格幅がある」「手に入れやすい」「学びやすい」と言うのが大きいでしょう。
ですが私は楽器を始めるのであれば「ドラム」が一番良いと断言します。
私は元々ドラマーだったのですが、もしはじめての楽器がギターやピアノだったら音楽を続けてはいなかったでしょう。
それくらいドラムという楽器は音楽を始める人にとっては間口の広い、続けやすい楽器なのです。
今回は「初めての楽器はなぜドラムがいいのか」と言う理由を3つほど挙げていきます。
ドラマーが一番はじめにおぼえるリズムが「エイトビート」と呼ばれるものです。
一番はじめにおぼえるものですが、これさえ覚えればほとんどのロックとポップスは演奏できてしまいます。
この世界のロックとポップスはほぼエイトビートによって成り立っていると言えるほどのものです。
あとはエイトビートのキリのいい所でかっこいいフレーズを少し加えるだけでロックのほとんどはカバーできてしまいます。
エイトビート+ちょっとしたフレーズ=ロックはバッチリOK!!
ね、なんか簡単そうでしょ?
それに比べるとギターやピアノはリズム、コード、メロディを弾けるようになる事が必須です。
曲に必要なコード、メロディを覚えることが毎回必要になります。
ギターは曲によってはチューニングを変更することがあり、初心者が短期間でバリバリやるというのは少し難しいです。
その点ドラムは「リズム」のみを担うパートなので最初に覚えることは他の楽器に比べると少なくて済みます。
ドラムセットを自宅に置いておける環境の人というのは日本ではなかないないのではないでしょうか。
ドラムは「レンタルスタジオ」や「ライブハウス」に置いてあるものを使います。
基本的にドラマーは「個人でドラムセットを所有する必要がない」と言うことになります。
と言うことで、ドラマーが最低限持っておくべき機材と言えば…
「スティックのみ」となります。
スティックは消耗品なので、折れたりボロボロになったら新しいものに持ち替えます。
大体3セット分ほどを常に所持していればもしもの時にも安心して演奏ができます。
他のパートだと最低ウン万円ほどの初期投資が必要になりますが、ドラムのスティックは1セット平均1000円ほどです。
3セットを常備するとして3000円ほどで済んでしまう懐に優しいパートでもあるのです。
基本的にドラマーはプレイヤーの人口が他のパートに比べるとグッと少なくなります。
なのでバンドのメンバーを集める際にもドラマーだけは確保が難しいとされています。
つまり、ドラマーは「バンドを組む」にも「バンドに加入する」にもかなり有利ということになります。
実際私もドラマーだったのですが、どちらかと言えば「バンドを選べる立場」でした。
バンドマンだった当時、メンバー募集のサイトで加入希望の書き込みをすれば、かなりの頻度でデモ音源とお誘いのメールが来ていました。
あまり上手いわけでもないのにありがたいものです。でも、それだけドラマーというのは確保が難しいパートであるということなのです。
ある程度の演奏技術は要求されますが、他のパートに比べれば圧倒的に「売り手市場」ということですね。
とまあ上記の理由により楽器を始めるのであればドラムが良いということを書かせていただきました。
ドラム、楽しいですよ。音がでかいし気持ちいい楽器です。
人間というのは遺伝子レベルで太鼓の音が好きなのだろうと私は考えています。
また、今後ドラム以外の楽器をメインにする時が来たとしても、リズムをきっちりキープするための技術としてドラムをやっていたことは必ず大きな力になります。
私も一人で音楽を作るようになってからはギターがメインですが、リズムの面でドラムを経験したのはプラスとなっています。
ちなみに氷室京介氏、GLAYのTERU氏、BUCK-TICKの櫻井氏もアマチュアの頃はドラムをやっていたそうです。
まずはスティックを買ってレンタルスタジオで一時間ほどドラムに触れてみてください。
スティック1000円+スタジオ個人練習600円ノ1600円とお安くお試しができますよ。
大阪市内であれば私が教え…るかどうかは微妙ですが、ドラムが素晴らしい楽器であることは音を出してみれば分かるはずです。
それでは今回はこの辺で。