100均って便利ですよね。私は主にデスク周りの小物や収納などで利用することが多いのですが、アイデア商品も多くて非常に役に立っています。
短期的に必要なものに関しても低価格で素早く手に入れることができるので、生活において無くてはならない存在だと言えるでしょう。
そんな100均ですが、これまで絶対に手を出してこなかったものがあります。
そう、今回のお題でもある「ヘッドフォン」です。
私自身は物に対して高級志向でも何でもないのですが、安くてもせいぜい980円くらいのものじゃないと厳しいのではないかな、と言うのが本音だったりします。
でも少し興味が湧いてきたので買ってきました。
皆様おなじみのキャンドゥで売っているものです。もちろん108円(税込)です
コードの長さは1.5mあるので不便な感じはしません。
手にした質感としてはかなり頼りなさげです。100円で売られているので製造コストのことを考えると仕方ありません。
細いフレームが心細さを感じさせます。
装着するとこれまた頼りない感じ。フィット感もよくありません。ただ、締め付けもゆるく、ものすごく軽いので楽といえば楽です。小さな子供であればフィット感もまた変わってくるのかもしれません。
今回は100均ヘッドフォンの他に比較するものを2つほど用意しました。
私が普段iPhoneで音楽を聴く際に使っているイヤホンです。
オーディオテクニカの「ATH-CK323M」という2000円以下のもので3年ほど使っているのに壊れる気配もないありがたい一品です。
もう一つはウチでほとんど出番がない状態で部屋の片隅でひっそりと余生を過ごしているパナソニックのヘッドフォン「RP-HTX7」です。
殆ど使われていないので古い機種にも関わらず状態は極めて良好です。
流石に普段DTMで使っている「MDR-CD900ST」や「MDR-V6」と比べるのはアレな気がしたので今回は見送りました。
リスニング環境としては、DTMで使っているオーディオインターフェイスを通した場合、PCのイヤホン端子に直接挿した場合、皆さんが動画やゲーム、音楽を聴く機会が多いであろうスマートフォンで検証してみました。
結果としてはだいたい同じような感じだったので、以下にまとめてみました。
音の解像度:ATH-CK323M>RP-HTX7>キャンドゥのヘッドフォン
全体的バランス:ATH-CK323M>キャンドゥのヘッドフォン>RP-HTX7
低域:RP-HTX7>ATH-CK323M>キャンドゥのヘッドフォン
中域:ATH-CK323M>キャンドゥのヘッドフォン>RP-HTX7
高域:ATH-CK323M>キャンドゥのヘッドフォン>RP-HTX7
あくまで個人的な感想ですのでご了承ください。
ですが、意外と100均のヘッドフォンは悪くないというのが検証した結果です。
着け心地はあまり良くないし、コードの耐久性も心許ない、低音に関しては完全にスカスカ…でも全体的に見ればまとまりは良かったりします。
人の声が入るもの、ボーカル曲やナレーションと言ったリスニングに関しては比較的良好で、スマホのコンテンツで用いるのであれば悪くないのではないでしょうか。
ただ、見た目はあまりよろしくないので、出来れば自室での使用に留めておいた方がベターですが、「そんなのにこだわりはないよ?」って人であれば音漏れにさえ気をつければ大丈夫だと思います。
出先でスマホの音が出せない、手持ちのイヤホンがない時に近場の100均に頼るのは一つの方法として考えても良いでしょう。
100均のヘッドフォンもバカにできないものですね。そんな感じ。
ということでいかがだったでしょうか。最近のブログ記事がプラグインやらサンプルパックの情報ばかりだったのでこんな感じの記事を書かせていただきました。
100均のヘッドフォンはたしかに悪くはないのですが、耐久性や買い替えのことを考えると大手のメーカーの2000円~3000円くらいの価格帯のものを購入して長く使う方が良いというのが私の個人的な意見です。
もちろんメーカー、機種によって聴こえ方はかなり変わってくるので大手量販店などで試聴をしてから選ぶことが大事です。
100円、気軽な金額ではありますが大事なお金です。100円あればスーパーでペットボトル飲料やおにぎりが買えてしまうので、安物買いの銭失いにならないように用途をしっかりと考えて利用していきたいものです。
それでは今回はこの辺で。