皆様お疲れ様です。AZU(@AZU0000)です。
一昔前に比べるとDTMのソフトウェアはものすごく進歩して、リアルな音、演奏を再現できる音源も増えてきたので、PCとソフトさえあれば音楽制作が成り立ってしまうところまで到達してしまいました。
一見さまざまな生楽器を使って作られていると思われる曲でも実際には「全て打ち込みのみで作りました」というものも珍しくなくなってきました。
すべてが打ち込みによって作れてしまうということは、無理して本物の楽器を演奏しなくてもリアルな音が再現できてしまうので、作曲の知識とセンスさえあれば楽器の演奏ができない人でも商業で通用するクオリティの楽曲が作れてしまう時代になりました。
実際、曲も作れるしクオリティも高いけど演奏は全然できないという人が増えてきましたし、今後はさらに増えていくでしょう。
個人的にそういった時代が来たことや、今後さらにDTMの敷居が敷居が低くなっていくのは割りと歓迎だったりします。
ですがやはり音楽を作るのであれば楽器が出来たほうが打ち込みにおいても非常に役に立ちます。最低限の演奏スキルで問題ないのでいくつかの楽器の知識があるのが望ましいです。
理由としては簡単で、「打ち込みの内容がリアルになるから」です。
ドラムであれば人間の手足以上に音が鳴ってしまう物理的に不可能なフレーズを打ち込んでしまうことを避けられますし、ギターやベースであれば運指のことを考えた無理のない自然なフレーズに出来ます。
また、オーケストラ系の楽器も同じく各楽器では不可能なフレーズや出せない音域の音を打ち込んでしまうことを防げます。
私は元々ドラマーで、他にはギターやベースなどを弾くのですが、ドラムの打ち込みにおいては演奏の知識がものすごく役に立っています。
ギターは今でも打ち込みは使わず録音しているのですが、ベースに関しては打ち込みの割合が多く、実際にベースを弾きながらフレーズを打ち込む事が多いです。
演奏のスキルや知識が深ければそれだけ音のチグハグさや矛盾点が解消されるので必然的に全体のクオリティは向上します。
なので最低限ギター、ピアノ、ドラムのうちどれかは簡単にでも問題ないので演奏できるようになることをオススメします。
器用貧乏になってしまうのが少し悲しいですが、「深く狭く」よりは「浅く広く」知識をつけていく方が、DTMという全体を見て曲を作るツールにおいては有効なのではないかというのが私の考えです。
そして段々とそれぞれの知識を深めていけば必ず曲のクオリティは上がっていくので、是非とも何か楽器を演奏できるようにチャレンジしてみてください。